外壁シールの正しい選択方法とは?ポイントを解説

外壁塗装の中で最も重要な工程といっても過言ではない作業が外壁シール(コーキング、シーリング)です。これらの作業をしっかりおこなわないと、外壁塗装がうまくできず、完成度が低い状態で仕上がってしまうことがあります。

本記事では、外壁塗装を賢く業者に依頼するために、外壁シールについてご紹介します。 

外壁シールの役割

外壁シールは一体どのような役割をするためにあるのでしょうか。まずは役割について解説をしていきましょう。 

外壁は常に外と接している部分なので、徐々に劣化していきます。劣化状況は立地条件によりますが、雨、風、潮風などさまざまな要素が壁を劣化させていきます。外壁シールはこのような状況を回避するために、塗装前に貼り付けて塗料を塗ることで外壁を綺麗に保つことができます。 

しかし、耐久年数がシールには存在しているので、510年に一度シールの貼り替えや修繕が必要になります。

外壁シールをいい加減にするとどのような問題があるか

外壁シールを貼り変えずにそのままの状態にしていると、どのような問題が生じるかご存知でしょうか。外壁シールが劣化した状態で、新しく外壁塗装をしても仕上がりが悪くあまり効果があるとはいえません。

また、亀裂や穴などが開いた状態で塗装をおこなっても雨漏りなどの原因となり、最悪の場合は家自体を建て替えなければならないということも考えられます。このような問題を回避するために、外壁シールはしっかりと貼り付けるようにしましょう。

外壁シール劣化の見極め方

外壁シールが劣化しているかどうか素人で見極めることができないと諦めている方もいるかもしれません。しかし、しっかりと状態を見極めることも可能です。次のような方法で、外壁シールの劣化状態を見極めてください。

亀裂の有無

劣化していると、ボードの合間合間に露出していることが多く、これらの面に亀裂などが生じていないかを確認するようにしましょう。亀裂があれば、外壁シールが劣化している状態です。

外壁塗装を行う際は、亀裂箇所の補修をおこなう必要があるので、必ずチェックするようにしましょう。 

ひび割れ

亀裂は外壁シールが機能していないことを指しますが、それ以外にも見極める方法があります。ひび割れをしている箇所があれば、外壁シールの役割を終えて劣化がはじまっているという状態でもあります。 

このような状態を放置していると、亀裂が入り、外壁シールの張り替えだけでもかなりの費用がかかる可能性があるので、まずはひび割れなどがないか確認するようにしましょう。 

プロに診断してもらう

亀裂、ひび割れなど目に見える形で劣化が進んでいなくても、劣化していることもあります。またひびの箇所によって外壁塗装の工程が大きく異なるので、外壁がどのような状態になっているのかよくわからないという方は一度プロに診断してもらいましょう。

プロに診断してもらうことで、外壁シールはどのようなアプローチで行う必要があるのかを判断し、予算も事前に設定しやすいため必ずプロに診断してもらうようにしましょう。

外壁シールの選び方

外壁シールといってもさまざまな工法が存在しているので、業者によってどのような方法で外壁シールを張り替えるか検討する必要があります。もし、業者との話し合いで迷った場合は次のような方法で理想の外壁シールを検討するようにしましょう。

耐用年数重視で選ぶ

外壁シール全体を張り替えることを検討しているのであれば、耐用年数を基準に検討しましょう。耐用年数内であれば、部分部分のコーキングでも対応が可能です。

しかし、コーキング全体が劣化している場合は、しっかり作業をおこなう必要があります。この時、耐用年数が高いものを選択すると、次の塗装まで外壁を安全な状態にできるので、耐用年数を基準に選ぶようにしましょう。

外壁の状態で選ぶ

外壁シールをいちいち張り替えたくないという方は、思い切って外壁にボードを貼り付けてコーキングが不要な素材を選択することも可能です。このような外壁にすることで、外壁塗装の工程を一部カットすることができるだけでなく、従来の外壁をガラリと変えることができます。 

将来的な視野で検討すると、コストパフォーマンスがよい方法ですが、壁全体を大きく変える必要があるので、リフォームと合わせておこなう必要があり予算も高くなってしまうということも検討するようにしましょう。 

理想の外壁シールの選び方

理想の外壁シールの選び方は、依頼者によってそれぞれです。大切なことは一方的な提案ではなく、業者にいくつかの工法を提案してもらい、その中から自分達にとってどの工法がよいのかを検討して外壁シールをはじめ、外壁塗装の工法を選ぶようにしましょう。

まとめ

「鈴木塗装」では、お客様が満足いく外壁塗装を提案します。外壁シールもお客様の依頼に合わせて設定することが可能なので、ぜひ遠慮なくご相談ください。みなさまからのご依頼を心よりお待ちしております。